今日の大手新聞すべての第一面を飾るのは「南海トラフ巨大地震注意」である。
なんか今年1月1日の元旦に能登・北陸の地震でいやぁ~~~な年明けだったんだよなぁ。新年のまさに打ち立ての第一日に大地震って。そもそも元旦は昔からずいぶん縁起をかついだもので、元旦は安穏に過ごせればとみんな願っていたはずだ。もし元旦に何か少しでもキズになるようなことが起こると今年一年間は凶じゃないかと恐れたものだ。それがよりによって元旦に大地震である。それを思うと、今年を占うというか、予言すれば、今年はいいことはないだろうな、って感想を持った人も多いだろう。
そしてお盆の直前に、政府・気象庁から出たのが「南海トラフ巨大地震注意」、正確にこの注意報についていうと「新たな大規模地震が発生する可能性が平常時と比べ数倍高まっている」ということだ。そして「申し添え」として県や市からは、一週間程度は、巨大地震が起きたときに備え、避難経路や地震グッズ、耐震状況など、注意を怠らないように、とのことである。
我々一般人は、これをどうとったらいいのだろう。気象庁がよく出す天気に関する注意報に慣れたものは、あぁ注意報じゃから大したことはないわ、と思うのか、それとも初めて出る巨大地震注意報は、何かよっぽどの予兆(地殻変動やら地電流の異常など)があるから、前例はないが、思い切って出したのだろう、もしそうだとすると我々はかなり真剣に受け止めなければならない。
いったいどちらと受け止めて、どないすりゃエエんんぞい?一週間わななきながら過ごすのか、ほんなん確率的に低ぅてまず起これへんわと、へらッとして一週間を過ごすのか。このようなはっきりしないモヤモヤがあると、ムー的言説がしゃしゃり出てくる余地がある。
ムー的言説とは、いわく「三毛猫のオスが町内を徘徊しよった、これが地震の予兆の一つじゃ」、とか「さそり座に、ワイしか見えん暗黒星があらわれ、さそり座の心臓星アンタレスを犯したからじゃ」、さらに文字通りのムー的言説であるが「こりゃ、数万年前、超古代文明を乗せて沈んだムー大陸が、再び海底から現れる予兆としての地震じゃ、世は新文明を迎えるっぞよ、みなみな準備せよぉぉぉぉ~」、もう少しオカルト宗教っぽくなると「これは神からの天罰じゃ、不信心者は大地震の天刑によって滅びる、皆のものぉ~、恐れ、畏まれぇ~、信じる者は救われるぅぅぅ~」などである。このようにムーはんお得意の終末論と結びついたりする。
大地震の注意報など、政府(気象庁)から出されたことはなかった。地震が来るぞよ、とみょぉな予言者めいたイカサマ師はときどき発作的にあらわれ適当に言ったりするが、今回は権威ある「お上」の巨大地震注意である。そのお上が言うことやからイカサマ師が言うのとは全然重みが違う。注意報をよく読めば「可能性が低くはない」と確率的には今すぐ(今年か来年中)起こるのは小さいのだが、何かというと終末論に結び付けたい人は、「お上もゆうとるぞ、巨大地震が起こるぞ、なんやかやでやがて終末は近いぞ」とその活動を鼓舞されるかもしれない。
終末論は長続きしない、泡のようにできては消える。そらそうだろう、ホントに終末論が当たったら、世界はそれでお終い。続く世がないんだからそれ以上は終末論は語られない。終末論は外れて、世界はなおも続くから、続々と新しい終末論が生まれるのだ。
ここでやまさん、はっ!と気づいた
以前の私のブログに巨大地震の暗示を読んだのである。今年7月30日のブログ「盆と月」である(盆と月のブログはここクリック) このブログでその暗示のキーワードを探すと、「お盆」「海盆」「豊饒の海とはついているが、死の海である月の海」。
どういうことか、「お盆」は巨大地震が起こる日時、そして「海盆」は?海盆は日本語だが術語で海盆のことを「トラフ」という。つまり地震の巣窟である「南海トラフ」の暗示。そして「死の海である月の海」は巨大地震の大津波によって壊滅する海と沿岸部。
もしかして、ワイ、今まで気ぃつかなんだが黙示を受ける霊感があるんとちゃぁうやろか。と、まぁ最後の8行はワイの妄想。信じんように!
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