この一週間いろいろあった。ありすぎて実のところ一週間たったという実感もない。ずいぶん長くもあり、日が前後する混乱もある。
今となっては何もできない。呼んでも帰らぬ過去を振り返り、幽冥を隔てて、思い出に浸り、慰撫するのみである。
70年前、妹とともに、徳島城公園石垣前で、幼き時の妹、私、父、三人のほんつかの間のしあわせ、しばらくすると妹は遠くへ養女に行った。撮影者は父。
30年前、父親をなくした甥、だっこする私、今見ると父性をくすぐるような写真だが、父親代わりにはならなかった。同じ九州旅行での別府、長崎での父、妹、私の楽しい思い出、撮影者はわれわれの父。
2 件のコメント:
貴重なお写真を解除有難うございます
思いもかけず逝く人、この歳になればつらい見送りも重なります。諸々のものが移ろい消えていくなかで、写真の二人のバックの石垣だけはほとんど変わっていません。
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