2023年3月3日金曜日

ひなまつり

  今日は三月三日、ひな祭りの日だ。昔なら「新暦の」という人もいたが、旧暦の三月三日がいつに当るか意識する人などほとんどいないだろう、みんな新暦でひな祭りを祝っているようだ。

 もう一ヶ月くらい前からアミコ一階に吊し雛つき雛壇が飾ってある。今日が終われば片付けるのだろうか。下がその吊し雛つき雛壇である。


 ところで、今日の新聞にお内裏様(男君)とお雛様(女君)の並びは「関西風」「関東風」があるとの記事が載っていた。関西風はお内裏様が向かって右に。そして関東風はお内裏様が左に位置するそうである。それで見ると上のお内裏様は「関東風」と言うことになる。なぜそうなったかについては、京都の公家文化が強い関西では宮中の席次と同じで左を上席と考える(つまり向かって右となる)、これに対して関東は西洋風を取り入れて男女相並ぶ場合は反対となる。明治以降天皇皇后が西洋風に相並ぶお写真などから、雛壇も関東風になったようだ。

 ところでこの写真を撮ったとき、BGMとして「うれしいひなまつり」の童謡がエンドレスに延々と流れ続けている。このお雛様の裏に休憩所があるが、そこでしばらく休んでいると(机もあり弁当も食べられるし120円のドリップの自動販売のコーヒもここで飲める)、この繰り返される歌がずっと耳に入ってくる。クリスマスのBGMなら、ジングルベーや赤鼻のトナカイ、ホワイトクルスマス、など数曲が組み合わさって流れるが、雛祭りのBGMは「おひなさま」の一曲のみを流し続ける。おかげですっかり歌詞を覚えたが、休憩所で長時間いると、ここを離れて静かな場所に行っても歌の幻聴が聞こえ出す。

 この歌で違和感を感じるところが二つある。♪~お花をあげましょ桃の花~、とあるが陽暦の3月3日はまだ寒く桃の花など咲いてない。そして、♪~少し白酒召されたか赤いお顔の右大臣~、とあるが右大臣は向かって左の若い方で顔は白く、向かって右の左大臣のおじいちゃんの顔が赤い。確かに(左大臣は)向かって右にいらっしゃるが、この赤ら顔のじいちゃんは右大臣ではない左大臣である。間違いと指摘するほどではないが、ちょっと違和感は感じる。

2 件のコメント:

Teruyuki Arashi さんのコメント...

アミコに来られてるんですね。なかなか立派なお雛様ですね。いろいろとイベントをして、盛り上げてくれると嬉しいです。

yamasan さんのコメント...

テルさんへ

今日はなぜか徳バスも市バスも全路線無料とのこと、もしかするとテルさんのいるバスの終点地の例のとこに訪ねていくかも、行っても邪魔はしません、挨拶のみです。