先週土曜日の南沖の洲へのサイクリングは春らしい気温だったが強風が猛烈に吹いて自転車を漕ぐのに苦労した。今日は風もほとんどなく気温も先週以上に上昇しまことに春らしいサイクリング日和となった。
午前十時半ごろ藍場浜を出発する。行きしは大道経由の旧小松島街道を通ったが、これがまた車の通行量が多いのに道幅は極めて狭く歩道・側道などの余地はほとんどないため、危険この上ない。特に二軒屋の金チャンラメン工場から法花橋~法花市バス回転場までの間は恐ろしくて自転車に乗れず、道の端ぎりぎりをずっと押して歩いた。
法花バス停回転場をすぎて右へ入るとようやとひろい農道になった。そこからさらに田舎の脇道に入る。ここを道なりに進むと方ノ上小学校に出る。数年前モラエスさんのことを調べるため北山の東海寺へ行ったことがあるためこの道を知っていたのである。車などはほとんど通らないのでスイスイ気持ちよく進む。
途中おミカンの無人販売所があった。そうか北山・方ノ上は温州ミカン作りの農家が多いのだ。値札を見るとなんと百円、自販機でしょむないコラやジュスを買うより安いではないか、さっそく購入する。
小学校を過ぎてしばらく行くと動物園・植物園へ向かうほぼ真っ直ぐな道になる、気持ちよくスイスイと言いたいがかなり勾配がある。ぼろ自転車を老体で漕ぐにはちょっときつく、苦タブれたら時々自転車を押して歩いたり、適当な場所で座って休む。このあたりは春の花盛りがあちらこちらに見られる。
菜の花
早咲きの桜(カンザクラか)
ゆるゆる行くので時計を見るともう正午だ。適当なところで買ってきた弁当を食べたい。少しびゃぁ昼メシが遅れたってどうぅちゅうことあるかいだぁ。と思われようが実は昨日病院へ行ってピロリ菌陽性と診断され、今日からピロリ菌除去投薬プログラムを受けているのだ。そのためちゃんとした時間にちゃんとした食事をとって例の薬を飲まにゃぁならんのだ。昼飯のあとに飲む薬がこんだけある、なんと7つも飲むのだ、一回にカプセル3個も入っている、カプセルは飲みにくくてこまる。気にしながら飲むと胸につかえるので、そぞろな気持ちでグッと水とともに飲必要がある。どっか、昼飯場所・・としばらく行くと大池の公園があったのでそこで昼弁当を食べる。
薬だけで腹がおきそう。(昼食後飲む薬、これ一回で全部飲むんだよぉ~)
最終目的地は植物園、ここはほとんど山の中なので坂もきつい、遊園地入り口あたりに自転車を置いて歩いて植物園に着く。♡型のパンジーの壁のような花壇があった。
植物園に行く脇道にポニー(小型馬)の放牧場があった。今、中央ユーラシア史をお勉強していて騎馬民族に興味があるのでじっくりお馬さんを観察する。
中央アジアの草原をパカランパカラン自由に走ってした馬に初めて乗った人の状況ってどんなんだろう。野生の成馬は気が荒くひっ捕まえてもおとなしく背中にのせてはくれまい。ひっ捕まえるといったが、馬も山羊、羊と同じで野性の群れを飼い慣らし、最初は肉や乳(馬乳)を取る、あるいは原始的な車を牽くためくらいだった、最初は乗ることなどはなかった。
ポニーを見て思ったのだが乗馬の初めはこのような仔馬に当時の子どもが遊びで乗ったのではないのかしらん、牛も馬も子どものうちはおとなしく特に人の子どもとよく一緒にたわむれたりする。子供が仔馬の背にのって遊ぶことも考えられる。それがやがて大人にも伝染しついには乗馬が誕生したのではないだろうか。(乗ってくれと背中が誘う?)
お遊びで一時的に馬に乗ることはできるが、常態の乗馬となるとどうしても必要なものがいる。鞍、鐙は絶対条件ではない、裸馬に乗る乗馬技術もある、しかし銜(はみ)と手綱は必ず必要である。銜(はみ)・手綱がなければ乗馬の制御ができない。おもしろいことになぜか馬の歯は門歯と臼歯の間に隙間がある、まるでここに銜(はみ)を通して手綱を結び付けてくれと言わんばかりである。このような馬の肉体的性質をみると、まるで神様が乗馬できるように作られた馬を人類に送られたんじゃないかと思ってしまう。ちなみに馬はこのように歯の隙間に銜(はみ)をいれて手綱をとおすが、ラクダはそのような歯の構造になっていないので歯の間ではなく、手綱の先にコルクのようなものをつけてそれをスポンとラクダの鼻の穴に突っ込んでそれにつながった手綱を引くそうである。なんとおもろいラクダの手綱であろうか。
銜(はみ)を噛ませる歯の隙間を見てやろうと口のあたりに近づいた。歯をニッと見せたので門歯、臼歯の間が見えるかなとおもったらすんでのことで咬まれそうになった。(このポニーは見たらわかるように口の周りの帯綱だけで、銜(はみ)を噛ませていない)
馬の動画
1 件のコメント:
先日は遠いところ、有難うございました。 バイト中で、お話できず失礼いたしました。
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