2021年4月17日土曜日

ワクチンクーポン券

 

 きた~~~っ、ついにきた~~ぁ、コロナワクチンのクーポン券が郵送されてきた(4月14日)。しかしこれを手にしたからと言って、すぐに医療機関へ駆けつけただちに接種を受けられるわけではない。同封の書類をもとに各自で予約を済ませ、場所・日時が決まってからの接種となる。まぁ、そのことはあらかじめテレビ・新聞などで知らされて知ってはいるが、封筒を開けてみて6枚もある関連書類を見たときはちょっとうんざりした。

 「これを隅々まで読めってか!」

 そうはいっても仕方がない。時間をかけてすべてに一応は目を通した。本体のクーポン券は台紙の中に二回分シールとなっている。しかしこれは「予約」して、日時、接種場所がきまってから有用になる。

 まずは「予約」をしなければならない。予約手続きマニュアルの用紙をよく読むと、予約は電話あるいはネットで4月26日から受付となっている。それまでは電話などはしないようにとある。いったい電話予約あるいはネット予約がどのような形式、具体的には場所、日時は向こうがある程度指定してくれるのか、それともこちらから申し出るのか、予約者が多い場合は順番待ちとなるのか、そんなことが最も知りたいのだが、用紙には予約コールセンターの電話番号やネットのアドレスが書かれているだけで、そんなことは説明されていない。26日以降、各自が電話やウェブ上で予約センターとのやり取りの上、日時などが決まるということか。情報弱者の高齢者にはかなり厄介な仕事である。

 案の定、私がよく駅で会う顔見知りの高齢者に声をかけると、その人は、ワイはワクチンやせぇへん、という。なぜ?と聞くと、銭がいるやろ、という。私が二回とも無料で、ワクチン接種をしたほうが何かといいからと勧めると、ほな、やろうかな、という。でもどないしたらええかわからんという。もちろん市内在住だからクーポンと用紙は届いているが読んでないみたいだ。だれか民生委員さんにでも相談して代わって手続してもらいなよぉ、と勧めたが積極的に行動を起こそうという感じではなかった。

 政府は高齢者にはもれなくワクチン接種を勧めているようだが、情報弱者に対する手厚い手当をやらなければ、情報弱者の高齢者はよくわからず、結局接種に漏れてしまう人が出てくるのではないだろうか。

http://jump.mrso.jp/362051/

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