阿波池田は白銀の世界だった。しかし、小説『雪国』ではないが県境トンネルを抜けると全く雪はない。そのまま川之江(愛媛県)まで降りてそこから讃岐の国に入った。ちょうど県境は山が海岸に迫り国道や鉄道が並行して走っている狭い所。そこに道の駅があるが当然、すぐ前は海、数日前には荒れ狂っていた冬の嵐が嘘のように穏やかな春の海になっている、微風も心なしか春風のように暖かく感じる。下は道の駅から撮った瀬戸内海の海、ほとんど波はない。遠くには伊吹島も見える(かなりの数の集落もある)
そこからちょっといくと「豊浜郷土資料館」がある。入館して江戸時代の綿作と綿糸づくりの工程を見る。当時の道具も展示されている。昔この辺りでは綿花を畑で作り、それを繰り、糸に仕上げていたのだ。江戸時代は讃岐の三白といって塩、和三盆(製糖)そして綿は白い色をした三つの讃岐特産物であった。
江戸時代の糸つむぎの道具を見るが手仕事ではどれほどの綿糸も出来まい。昔の手作りの綿製品製作の苦労を思う。
隣接している「ちょうさ会館」も見学する。郷土の祭「ちょうさ祭」の山車が展示してある。山車の大きさと、祭りの規模の大きさにびっくりする。(各曳山は100以上あるそうだ)
あとは観音寺市内に入り、琴弾山に登り、札所68・69番(同じ敷地にある)をお参りして琴弾山の展望所から全国的にも有名な寛永通宝の銭型砂絵を見る。
下は69番観音寺・68番神恵寺の本堂。
銭形の砂絵の動画
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