2013年2月25日月曜日
最寒月と最暖月
もうすぐ三月になろうというのにまだまだ寒い日が続いている。天気ニュースを見ると北日本では今年一番の寒波がやってきているそうである。
日本も欧米の先進国も北半球の中緯度に位置している。太陽高度の関係で、当然冬は寒く、夏は暑くなる。一番寒い月は何月か、といわれると、ちょっと迷うが、統計的に(過去を平均して)考えると1月となる。1月は『大寒』という24節季があるからなるほどと思う。しかし体感的には2月も結構寒い。
逆に最暖月は?と聞くと日本人は大体8月という答えが返ってくる。しかし四季のある中緯度帯でこれは特殊なケースである。まず日本以外で最暖月は7月となる。
夏と冬は逆だから世界的な常識の一番暖かい7月の裏、つまり6ヵ月後の1月が最寒月になるのは頷ける。
しかし、日本では最暖月は8月であるから、真逆の最寒月は2月であってもよさそうだ。が、統計的には世界常識の1月が日本でも最寒月になる。
でも2月も結構寒いから、日本人の体感としては8月と同じように暑さのどん底?と同じで2月は寒さのどん底(つまり以後上向くということか)と見ていいのではないだろうか。
ここで北半球の中緯度帯で2月が最寒月になる場所はないかと統計をぺらぺらめくってみた。すると稀有な地方で2月が最寒月になっている場所があった。やはり日本だ。
北陸の大豪雪地帯は2月が最寒月となる場所がある。
世界常識は最暖月、最寒月は7月、1月にきているが、日本だけは違うのだ。
「それがどうした?だからどうなのさ?どうでもいいじゃない」
といわれそうだが、世界の常識からは外れているといわれることの多い日本人!こんなところにも非常識がある。
ところでこの陶器製の器物なんだかわかりますか。江戸時代のものです。なんか急須(茶入をいれる器物)のようだが?何でしょう。パート2でまた取り上げます。考えてみてください。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
3 件のコメント:
これはたぶん重油から、灯油とガソリンに振り分ける装置ですね!間違いないです。(^_^)v
さすが理系のしんさま、いい線いってます。基本的原理は正解なんですけど・・・
まず、江戸時代と断ってます。ちょっと灯油、ガソリン分離は???
これ『らんびき』というもので、アルコルの蒸留装置です。醸造アルコルは自然のままでは14%以上にはなりません。ウイスキ、ジン、焼酎など40%以上にする時使います。
つまり水とアルコルを分けるものです。
古代に出てきそうな陶磁器ですね。
コメントを投稿