2012年7月18日水曜日
恋し恋しと鳴く蝉よりも
地デジを受信していないので我が地方の梅雨が明けたかどうか知らないが、これだけカンカン照りが3日も続くのだからおそらくあけたのだろう。
日差しはきつく、暑いが、蒸し暑さは感じない。影に入り風に吹かれるとさわやかだ。
駅をでるとギラッとする陽光でめまいがしそうである。
「いよいよ本格的な夏か」
バスターミナルでバスに乗り込む。朝からよく冷房が効いている。やがて出発するが何回もの停止とバスのゆらゆら揺れるリズムで気持よく、ついうつらうつら。
アナウンスが
「県庁前でございます。」
ここではいつもかなりの人が乗り降りするバス停である。
ガガッと自動ドアが開くと、
「ジョ~~ワ、ジョ~~ワ、ジョ~~ワ」
「おお、蝉も鳴きだしたのか」
かなりかまびすしく聞こえる。真夏の音だ!
県庁のこんもりした木々から聞こえてくる。
蝉の声を聞いたら本格的な夏だ。
この蝉の声、欧米人にはうるさい機械的な音としか聞こえないそうである。過去氷河が覆い、冷涼な気候のヨーロッパには蝉はいない。日本に真夏に来たヨーロッパ人が日本には「鳴く木」があるといって、是非持ち帰りたいと言ったそうだ。
欧米人と違い日本人には蝉の声を音楽、あるいは何か語っているように聞こえたりする感性を持っている。鳴く昆虫は亜熱帯、熱帯に多いが、日本以外の国の人でもこのような感性を持っているのだろうか。あまり聞かないからもしかすると日本とその周辺国だけかもしれない。
冷涼な国にはこのように鳴く昆虫もいないし、また光る昆虫(蛍の仲間だが)もいない。こんな昆虫のいるのは熱帯だが、日本は四季のメリハリが際立ち、夏は熱帯並みである。蝉も蛍もいてくれる。文学の豊かな素材となる。
これから厳しい暑さがつづくが、蝉の鳴き声のする日本の夏はいいものである。近年、蝉が少なくなり絶滅を心配する人もいる中、県庁前で今年初めての蝉の声を聞いて安心した。
恋し恋しと鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす
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7 件のコメント:
市街地は殆んどコンクリートとアスファルト被われているため、蝉が出てこれないんでしょうね。かわいそうにな~?なぜか県庁のセミの声はまだ聞いていません。注意が向いてないからでしょうね。雀も最近いなくなっているみたいです。25年前から9割も減っているみたいですが、そいえば最近見ないな~なんでだろ?終末は近いな。(~_~;)
あまり早朝では鳴かないと思います。太陽が昇りじりじりと暑くなる頃、鳴きます。8時ころからですかね。
通勤退社はそれより早いのでは?
朝のバスで時々しんさま通勤していないかなぁ、とこのあたり見てますが見ませんね。
電気の国家試験の締切が明日に迫っています。別に受けなくていいし、我らのコースから言うとグレードが高いので、受けても無駄のような気がします。実技もあるし、自信はありません。お金も12000円もいります。
すべってもここに入った記念に受けるのはどうでしょうかね。やっぱり無駄でしょうかね。
しんさまどう思います?
これも何かの縁ですから、受けておいた方がいいと思います。もし受かればビルメンで稼げるので、受講費用くらいは軽くペイできると思います。大志を抱き幸運を得ることをお祈りしております。(^_^)v
12000円高いですね。僕ならグレードが高いと受けないかもしれませんが、しんさまのいうようにチャレンジは大事ですね。体調に気をつけて頑張ってください。
試験日はいつ頃ですか。
>>しんさま
12000円ですから、可能性0ではいくらなんでももったいないと思い。今日、筆記、と実技テスト課題を見ました。三相の結線の単元だけで、頭が結線されるどころか混線になりました。
実技は、これは到底無理です。こんなの逆立ちしたってできません。ケーブルを剥いて電線を出すだけで課題時間全部使ってしまうでしょう。そして手指は血だらけになります。
てなわけで、受験はやめました。今の教室で受ける人も2人いますが、2人とも電気専攻の学校を出ているか、電工2種をすでに持っていて、一種にグレードアップする人のようです。
大それた望みを抱きすぎました。((+_+))
>>てるさん
せっかく61歳にもなって稀有な訓練生に選ばれたのだから、記念に何か電気資格を取りたいと思っていましたが、訓練向きの電工二種は締切終わり、一種は上記のような次第でちょっと残念です。
「電気」はやめて、死期も近いし、人生総まとめの「伝記(でんき)」でも書こうかと・・・
今度の電工2種は如何ですか。
まだまだこれから花を咲かせてください。
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