我が阿波各地のさくらの満開もおおむね過ぎつつある昨日、勝浦のさくら祭りに行ってきた。先日下のような祭りのパンフをもらっていたので場所や祭りの各イヴェントについてはあらかじめ知っていた。ところで下のパンフのイヴェント(催し物)日程票を見てほしい、これで見ると4月5日にはすべてのイヴェントは終わることになっている(ライトアップのみは10日まで)、これはパンフを作ったのはおそらく冬頃と思われ、この時点では例年のように暖冬で桜が早く咲き、早く散るということを見越してのことのであった。ところが2,3月と気温が低い日が続き今年は開花が遅れたため、このパンフよりイヴェントは遅くまで続けることとなり、昨日まで盛りだくさんの催しが行われた。
日曜ということもあり、祭り会場付近の駐車場はどこも満杯、係の人に「どっか、とめるとこおまへんか?」と聞くと、少し遠いが(上の地図の左端切れた所より少し行ったところ)小松島西高校勝浦分校の校庭に駐車できるとのことで、そちらにいって駐車した。休日で静かであったが、勝浦分校と聞いてある思い出がよみがえってきた。この分校は以前は「勝浦園芸高校」といって独立した高校であった。今から半世紀以上前、大学の時、親しくしてもらった大学事務局職員の人がこの学校出身だった。国立大学の事務職員なので国家公務員になる。高卒で採用されて私より二歳ほど上の人だった。お互い波長が合ったのだろうか、向こうが暇なときは用もないのに事務室に邪魔をしていろいろな話をしたものである。また親しくしてもらったおかげで、学割や各種証明書に便宜を図ってもらった。ただそれだけの思い出で、しかも半世紀以上も前の記憶がふとよみがえったのである。「こりゃ、なんぞ?死ぬときは走馬灯のように過去の思い出が次々浮かんでくるというが、まさか、ワイ、死期が近いんとちゃぁうんかいな」
上の地図の左上の川沿いの桜並木を歩いた(生名ロマン街道となづけている)。多くの桜並木の満開の桜が盛大に散っているため、流れの遅い川面はところどころ堰かれてこのように水面がピンクの絨毯を広げたようになっている。右にチラリと写る美女は、この日のイヴェントの一つ、衣装やメィクでアニメキャラになりきっているオネィさんである。県の不手際で今年の徳島のマチアソビが中止になったが、ここ勝浦では代わりに開催されているようだ。
観光のかんどり船も出ている。もちろん銭をとる。
高曇りの空の下、桜木と空を映した水面に、あてなくたゆたう「花筏」、明日は雨、
桜の鑑賞も今日までか。
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