あと数日で九月だが、まだまだ暑い。さすがに猛暑と定義づけられている35℃以上の日はなくなったが、毎日のように33℃~34℃の最高気温が続いている。それでも朝夕涼しくなったし、日影も延び、日差しもこころなしか柔らかさを増したこの頃は、夏の終わりを感じさせる。まだ秋というには暑いが、このように夏の衰えを感じさせる今日この頃を「晩夏」と呼んでいる。
最近、ここ徳島でも稲刈りが早まっている。私の子供の時の稲刈りは秋も深まりつつある頃だったが、今は八月下旬に稲を刈るところが多い。「稲刈り」は秋の歳時記の季語だが、今では「晩夏」と「稲刈り」が矛盾なく同じ時期の季語としておさまる。
苅田(私の家の近く)
明日30日は旧暦のお盆(陰暦7月15日)である。陰暦の15日はだいたい満月だがこの月の満月は一日だけずれていて明後日の31日(陰暦16日)となる。この日の満月は月と地球の距離が近くなるため(楕円軌道のため)、とりわけ大きくなる。最大で大きさは約14%増し、明るさは約30%増しになるそうである。今年最も大きく、もっとも明るくなる。このような大きな月を「スーパームーン」と呼んでいる。そして明後日の満月はまた「ブルームーン」でもある。ブルームーンとは、私も誤解していたのだが、月がブルーっぽく色づいて見えるのではない。同月(つまり今の8月に)満月が二回あるとき、後の満月をブルームーンと呼ぶのである。つまり明後日の満月はスーパーにしてブルームーンなのである。天気が若干心配だが、明後日の夜空には大きな月が見られるはずだ。
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