2014年5月16日金曜日
マーカー
最近の日本人の2人に一人は癌が原因で死を迎えるそうだ。男の場合80歳以上まで生きればもう平均寿命を追い越すので、それだけの高齢になれば癌死もありかなと思う。
しかし、若いうちの癌、そして発見が遅くなっての手遅れの癌は、本人もまわりも残念で悔やまれるだろう。早期発見できれば、完治し、あと何十年もそれこそ平均寿命まで生きられたのならなおさらのことである。
それだからこそ、癌は早期発見が大切だということである。しかし早期発見というけれども癌の種類も多く、早期発見のための検査もいろいろあり、各臓器ごとに厄介な検査を受けなければならない。
血液や体液を採取し、それを調べることによって癌の有無がわかるような、つまり癌マーカーがあれば理想的だが残念ながら各臓器でそんな都合の良いマーカーはほとんどない。
そんななか前立腺の臓器だけはそのような平易に調べがつく癌マーカーが存在する。血液の中の前立腺特異抗原(ぜんりつせんとくいこうげん prostate specific antigen : PSAの量を調べてそれが一定以上増えていれば癌の黄色信号(さらなる検査)となるのだ。
前立腺癌は昔の日本人には稀な癌だった。しかし最近、急激に増えてきてその順位は五本の指に入るようになった。だから今、50歳をこえた男性は一年に一回はこの血液検査をした方が良いといわれている。
さてそこでわたくしのことだが、本日このPSAの血液検査を受けてきた。私のブログを読んでおられる方はもうご承知と思うが、私は前立腺肥大症である。そしてここ一カ月近く不快感(鈍痛とまではいかないが)が続いていた。肥大症や炎症では命にかかわることはまずないし、薬、手術によって良くなることもあるが、もし、前立腺癌だと、これはいけない、恐ろしいことになる。
で、今朝、病院でがん検診の一環として市役所の国保課から頂いたがん検診チケットでPSAの検査を行ってきた。大きな病院なので院内の検査所で調べるため一時間くらいで結果がわかる。待つ間、ドキドキものである。このマーカーは比較的信用できるものだが、前立腺肥大症では値が上昇することもある。もっとも極端な上昇でない場合は悪性の癌は疑わず、経過観察となる。
結果は2.81である。正常値は4.0以下(4.0~10.0グレーゾーン、10.0以上は陽性)なので正常値の範疇だが、肥大症の治療薬を飲んでいるので少し割増してみる方がいいとのことで(つまり二倍にしてみる、そうすると5,62でグレーゾーンだ) 今までと同じように、経過観察となった。つまり、がんの可能性は無いか、あるいは今すぐに何かをしなければならないというほどの悪性度の高い癌は無い、しかし、今後も経過観察である。ということだ。
まあ、一応、ホットはしたが、無罪放免でなく、保護観察か、執行猶予か。
(  ̄▽ ̄)b これこれ!他人事だと読んでいるあなた!もしあなたが50歳を過ぎているなら、一年に一回はこのPSAの検査をした方がいいですよ。私の場合、肥大症があるから、値が高くても、当たり前感はありますが、もし前立腺が小さいのにPSAの値が高かったら、肥大症の人に比べ悪性度は高くなりますから気を付けた方がいいですよ。
いずれにしてもこのPSA検査は職場の健康診断の項目、また50歳以上の場合は市役所の癌検診に入ってますから、是非、機会を見つけて受けてください。どちらの検査も無料~500円までの自己負担で受けられます。
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2 件のコメント:
前立腺がんですか、マーカー検査は8年くらい前に、泌尿器科で尿路結石の手術をした時についでに見てもらいました、いささか肥大はしているが、ガンではないとのことでした。でもかなり時間が経っているので今年位見ておこうかと思います。ご知らせありがとうございました。(^.^)!
いつもコメントありがとうございます。
手術って (σ≧▽≦)σしんんちゃん今までよくやってますね。それって超音波で砕いて七転八倒したって前いってたやつですね。
私も医師から65歳までは辛抱してもそれ以上になれば手術をした方がいいよ、と言われました。できるだけしたくないんだけどね。
それとしんちゃん、この写真!よくわからなかったのでよ~~く見ると、不気味すぎます。
('~`;))))コワ~~~
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