ミッション・インポッシブル

　この寒さ、明日も続くようだ。おかげでまた風邪様の症状がぶり返し、咳がまた、、いやのどから出だした。慢性の咳は癖になるようで、出だすとますます咳き込むようになる。前にもらった薬が半分以上のこっているのでとりあえずそれを飲んで様子を見ることにする。

　ところでネットでニュースを見ていたら、この寒いのに玄界灘でエンジン付きゴムボウトで凍死だか溺死だかしらん、男がボートとともに打ち上げられている写真が目に入った。

　「この寒いのにレジャーボート遊びかい！」

　しかし、詳細をよく読むと、このヒト、東大法学部出身で内閣府職員、今はミネソタ大学に国費研修留学中、いわゆるエリート職員でキャリア研修中だ。それが何で玄界灘？と思うが、アメリカ研修中だが官庁の許可を得てソウルでの会議に出席したそうだ、それからその韓国内で行方不明になり、上の写真のように北九州の海岸にボートとともに死んで打ち上げられた。

　公式のニュースではそんな事実の羅列だけだ。さらなる詳細は調査中、とのこと、その後の調べで釜山でゴムボートとエンジンを買ったことがわかった。でもそれだけじゃあ、まったくわからんが、このニュースのキーワードを並べてみると

　内閣府職員、海外研修、韓国入国、釜山でボート購入、北九州海岸でボート、死体発見

　日本の諜報機関って確か内閣府にあるよね。もしかしてこのヒト、その機関のヒトで、それらの活動に絡んでたんじゃないだろうか・・・・・まず、こんな怪しげなキーワードがズラズラ並んだ事件ならもしかして諜報活動のトラブルで謀殺！と誰でもかんがえますわな。

　その後のニュースの続報を知りたいが公式のニュースではいったいなんで死んだかも明らかにされない。

　そこで与太話とか信用できない情報があふれているネットをさがすといろいろ、こうじゃないのか！というような推理があふれていた。

　その中で比較的信用できそうな有名人、政治評論家兼軍事評論家のA・S氏がこんなことを言っていた。

　「このヒト、韓国から、ゴムボートで日本へ渡ろうとしたんだ。」と、すると司会者が「冬の玄界灘をゴムボートで渡るのは無理でしょう」、とつっこみを入れていたが、ワイもまったくその通りだと思う。死体になっても韓国から北九州までたどり着けない。いったい何をこの専門家は考えとるんじゃ、と思いつつ聞いてると、本人も自信がないのか、「う～～ん、女性がらみのうわさもあるから自殺の可能性もあるかもとか、もしか麻薬がらみだとか・・・」もういいたい放題、支離滅裂、結局この専門家も確たる情報はなく、ほとんど口からでまかせの推理に終始していた。

　評論家でもこんな調子だから、ネットの素人推理など信用できない。真相は何か？

　でももしかして、このヒト、ホンマに冬の玄界灘をゴムボウトで朝鮮から北九州海岸までたどり着こうと思ったのなら（いったい何のためというのはおいといて）

　「ミッション・インポッシブル」（そんなこと、じぇったいできまへんで！）