2014年2月20日木曜日
ウメー話し
日本人が一番大好きな花木は「桜」といっていいだろう。日本の国花でもあり、春には花見などに出かけ、その木の根方で花木を鑑賞しつつ飲み食いしておおいに喜ぶ。メンタル面においても美しさの絶頂でパッと散る桜花に思い入れがある。絶頂から萎れることも枯れることもなく、はらはらと風に散って消えてゆく花は日本的美の象徴だ。
これに対して梅の花は桜に比べるともてはやされ方が低い。もちろん好きな人もいるが、桜ほどではない。それでも梅花の観賞のために梅林まで出向く人もいる。ちょうど今ごろから県内のあっちこっちで『梅祭り』が開かれている。わが市では「美郷地区」の祭りが有名である。
桜の花が有終の美、散る美しさ、などのどうしても「死」に近いイメージならば、梅の花は「再生と活力」の美である。梅は冬枯れ、あるいは雪中で花も何もない極寒の季節、多くの春を待つ木々からから最も早く美しい花を開く。「再生」のトップランナーである。そして桜は香りがほとんどないか淡白であるのに対し、梅はかなり強い、しかし上品な香りを漂わせる。闇夜に桜花は観賞できぬが、梅花の香りを闇夜にかぐのはえもいわれぬ詩情をかもし出す。闇夜の梅は漢詩や和歌に取り上げられ、昔から有名である。
そして梅の花の再生と活力がほんものであるのは花の後に梅は実を結ぶ。残念ながら鑑賞する桜は実が出来ない。「花も実もある・・・ではなく、実はないのである」、開花⇒結実⇒子孫を残す種、という流れからも梅の花は再生と活力を意味するのである。
それだけではない、梅の実は弱った人の体に活力をもたらす、特にポンポンの弱い御仁にはお勧めである。梅酢、梅干、梅肉エキス、医者要らずの食品であるといわれている。
どうです、皆さん、このあたりでは美郷あるいは神山の梅祭りが有名でそろそろ開幕します。このような有難い梅の花を観賞し、梅食品を買って薬喰いしてみまへんか。
あ~~、今夜は冷えた梅酒か梅チューハイがホシイなった、買ってきて飲もうやぁぁぁ~っと。
ワイの家の近くの梅林の動画です。
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2 件のコメント:
去年会社の同僚からもらった梅で梅酒作りました。二つに分けて一つはウオッカで作りもう一つはホワイトリカーで作りました。ウオッカのは昨年少し飲みましたが癖があるので捨てました。先ほどホワイトリカーのを飲もうとしたらビンの蓋が開きません。このまま何年も寝かすしかないのかな~湯たんぽで温めるかニッパーで切るしかないな~そうだ!温めたフライパンの裏で温めてみることにします。(^_^.)
しんちゃん、そりゃあいけまへんわ。ウォッカに梅は合わないと思います。(ま、好みにもよりますが)、やっぱ、焼酎系(ホワイトリカも含む)がええと思います。
しんちゃんのオリジナルのカクテルにウォッカならふさわしいです。開発してください。ネエミングはワイにまかせてください。
ところで昨夜はお店に180mlの梅酒紙パックがなかったので、梅酎ハイにしたら、これがじぇんじぇんおいしなかった(T_T)
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