薬や病院の治療もいいが、太古からそれ以上に癒しの効果のあるのは「転地」、「温泉」であった。
日本の国に生まれていいことは、一生かけて旅行しても飽き足らないほど各地にいい風景が広がっていること。そして水もおいしいし、ご当地の米、酒、自分のふるさとでは味わえないその地の山海の食べ物もいい。
日本の温泉地は大体、人少ない空気のいい田舎から僻地(山奥)にかけて多いため、温泉をかねた療養は転地にもなる。
温泉がいかに効くか昔から言い伝えられた有名な話がある。『小栗判官』の話である。小栗判官は毒を飲まされ美しい美青年だった体は醜い体となり、手足も萎え、歩けなくなった。それを婚約者の姫が土車に乗せて引っ張り、湯の峰温泉まで言って湯につかり療養すること数ヶ月
「あ~~ら、不思議、元の美青年に」
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このブログでの癒し旅行の勧めは特定の人に勧めるものではありません。自分が癒しの旅行に行くのだったらここがいいな、という視点から選びました。
まず癒される自然があるところでなければなりません。そして温泉については
◎湯量がたっぷりぷりぷりであること
◎混ぜ物や、人工に沸かすのなんかだめ、100%天然湯
◎泉質が優れていること
◎ミーハーややたらと人の多い温泉地ではないこと
◎湯治宿があり、安価に長期滞在ができるところ
この条件で言えば東北にはそれこそ鄙びた温泉地に湯治宿がたくさんある。たとえばこの温泉なんかは地熱療養で治療効果抜群、また一週間滞在しても数千円という安さ
しかし東北はここから遠い。わりと近くで上記の条件を探すと、九州がある。
近い順にいうと
別府温泉、世界最大の湯量のイエローストーンと並ぶくらいの湯量の多さ、街がお湯の中に浮かんでいるといっても過言ではないでしょう。市内にはたくさんの温泉が、もちろん格安の湯治宿もあります。
去年、ワイはここへ入りました。
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別府がまず最大のお勧め。
次は、人が多くて人気でワイはちょっといやだが、若い美女が露天に入りに来るといううわさが絶えない(?)温泉に別府から少し入った山にある
「黒川温泉」がある。
スケベにはお勧めだ。
ワイの最もお気に入りは別府から一時間半くらいの阿蘇外輪山周辺の温泉だ。
阿蘇の山はほんとにすばらしい。外輪山内側の草原や小高い山、丘で心身を癒そう。
それがすんだら湯足り(ユッタリ)と温泉三昧だ。
垂玉温泉。地獄温泉がお勧めだ。
日数、旅費が許せば南九州が待っている。
霧島から桜島にかけてもいい温泉がある。
といってもワイが入ったのは
霧島神宮の近くにある温泉と桜島の
溶岩風呂。
もっと南には
指宿温泉がある。この砂蒸しもお勧めだ。
九州温泉の旅のもっともいいシーズンは冬から早春にかけてだ。
「も一度、癒されに行きたいなぁ」