1 体を溶かす
ホストクラブの経営者が殺される事件があったが、死体が見つからない。犯人は逮捕されているが死体がないのでは証拠能力に欠ける。
「ワイは殺してへんぞ、殺したゆうなら、どこに死体があるんじゃ、だしてみぃ」
と言われかねない。
この犯人、なんと死体を水酸化ナトリウムで溶かし、ドロドロにして下水に流したのだ。殺人をして隠蔽するのに一番困るのは死体の処理だ、溶かして液体にして下水に流したなら完全犯罪もできるかもしれない。なにせ死体がないのだから。
しかし悪いことはできまへんなぁ、溶かし切れない歯のインプラントが下水パイプから見つかってそれが被害所のものと特定されたのだ。天網恢恢なんとやら・・・・・・
ところで死体を溶かす水酸化ナトリウム(カリウムも同じ)、体の組織を溶かすことは知られていたがこんなことに悪用されるとは・・・
皆さん知ってましたかこの薬品、微量水溶液は化粧水になることを。何せ体の組織を溶かします。微量だと、皮膚の古い角質だの表面のがさついた汚い薄皮をペロンと溶かしてくれ、お肌すべすべになります。恐ろしい薬品でもさじ加減で有用なものになるんですね。
2 稲村ケ崎
稲村ケ崎と聞けば湘南のサーフィンのメッカというイメージだろうか。ワイなんかは真っ先に思い浮かべるのは1333年鎌倉幕府滅亡のきっかけとなった新田義貞の稲村ケ崎からの鎌倉侵入を思い出します。
その稲村ケ崎で今日、なんと24年ぶりにサーフ大会があったそうだ。24年前といえば平成元年、バブルで景気良かった時代だ。ワイも30代、ええ目を見させてもらっていた。
なんで24年ぶりかというと、それまでサーフ大会が開かれるほどのいい波が来なかったからだ。ところが今日は、ちょうどこの沖に程の良い台風が通り、これまた程の良い波(4~5m)が押し寄せたのだ。
そういえば24年前、『稲村ジェーン』というサープの映画があったな。皆さんはバブル真っ盛りの平成元年、どないにしてましたか。
(下の写真はサーフとは関係ありません、単なる稲村ケ崎の風景です)
3 オネエキャラ
だいたいオネエキャラの描き方は粗雑である。出るだけで強力なインパクトがあるから、細かいところは描かなくてもいいのだろう。不思議なのはこのオネエの査察官、なんで直樹にあそこまで敵愾心を燃やすのか、よくわからない。
想像するに、この査察官、直樹が大好きで相手にしてほしいとの願望があった。そしていい寄るが、見事振られてしまった。
そうなると可愛さあまって憎さ百倍、事ごとに敵意をむき出しにするのも頷ける。
この最後のシーン、正面から向き合っているが、お互い首を15度くらい互い違いに傾けたら、恋人が接近してキスするシーンとなる。もしや見えない下の方では互いの腕を腰の周りに回しているのだろうか。
直樹も正攻法で査察官に対抗するより寝技を仕掛ける方が楽だと思うが・・・・。
4 Spirit
先ほど配信されたニュース。7月から行方不明だった女子高生が神社の本殿の中から制服姿のまま発見された。
「今まで、どないしよったん?」
と聞いても黙って首を横に振るだけだという。
二カ月以上も行方不明、そして神社の本殿から再び出てくるって、それ神隠しじゃん!
いえね、そりゃあ、そんな神隠し、なんどということは江戸時代ならいざ知らず、今の世にある筈はないと思いますがね。この女の子も言えない事情があるのかもしれませんよ。
よほど言いたくない、あるいは恥ずかしい事情があるなら神隠しにしておいた方がいい場合もありますよ。神隠しにしておきましょうよ。
ところで英語にも「神隠し」という言葉がある。Spiritは精神という意味があるんだけど、「神隠しにあう」という意味もある。