今日、ついに見つけました。この花は野山にある日急に姿を見せるのが特徴です。前日まで列車の車窓から眺めていても見られなかったのに、今朝、線路沿いの盛り土の雑草の上に群れているこの花が見えました。
すっくと伸びた長いストローのような茎、葉っぱもないためちょっと異様な感じがします。それが赤いつぼみを先に膨らませ今すぐにでも開花しそうな風情です。数輪はすでに大きく花開いています。
この花、私は昔から大好きです。でも大人には葬輦(そうれん)花・葬式の花とかいって嫌われていました。子供のとききれいな花なので摘んで家に持って帰ったら、縁起が悪い花だ、捨てなさいといわれた。毒があるともいわれました。
この花、マンジュシャゲといいます。漢字で書くと曼珠沙華と書きます。不思議な字です。というのも葬輦(そうれん)花というだけあって、文字になにか仏教臭を感じませんか。曼珠と聞いたら京都洛北にある天台の名刹『曼殊院』を。また花を華と書いたら仏教の花を連想します。
「やはりなんか仏教に関係しているのかな」
調べると
『《(梵)mañjūṣakaの音写。如意花などと訳す》仏語。白色柔軟で、これを見る者はおのずから悪業を離れるという天界の花。』
白、というのが気にかかるが白の曼珠沙華もあるから素直に意味をとろう。この意味通りだと悪業から離れる天界の花であるから縁起が悪いことない。しかし悪業から離れるとは、汚辱に満ちた現世とおさらばし、業の深い今の生を離れる、ともいえるから(それって死ぬことジャン!)、今の世を離れたくない人にはやっぱ、嫌か。
この花を見ると反射的に歌いだす
『♪~赤っかい~花なら~マンジュシャゲ~♪、チャカチャンチャンチャン~』
2 件のコメント:
いろんな言伝えがあって、ユニークな花ですね。
天上に咲く花ですから、この世はすでに天国なのではないでしょうか?天国をさがすが、実は自分の足元が天国だったなんていうのはよくある話ですね!意味的には、地上に天国をもたらす花の方がいいような気がします。ということは、もうすぐこの花が地上に咲き乱れるということですね。すばらしい!(^o^)/
人にも花があるという人もいます。特に人に愛されもてはやされる人には
『あの人には花がある』
といいますね。みんな自分にも花があればいいと思っているでしょうが、この花、生まれつき持っている種から開花するんでしょうね。
すごくいい花なのにひっそり咲いているため人に見つけられない花もありますね。人もそう。
しんちゃんなんかは顔いいし、機智もあるし、愛でられるいい花もってるきがしますよ。目立つところに出ましょう。(^・^)
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