2014年4月15日火曜日

おぜうさま


 男にとって手の届かぬ高嶺の花といえば「正真正銘のお嬢様」か「聖なる処女」であろうか。しかし今の世、そんなのありえるかなぁ。正真正銘~とか、聖なる~〇〇とかつけなければならないところからみても、現実には稀有であるか、絶滅寸前でそんじゅそこらには見当たらないかもしれない。

 正真正銘のお嬢様の条件はかなり難しいぞ!単なる金持ちの娘ではダメ、氏より育ち(血統より生育環境)とは言うけれど、やはり氏も必要だ。もちろんお利口でなけりゃならんが、目から鼻に抜けるような鋭い才覚はお嬢様にはふさわしくない。性格もがさつではいけない。鷹揚でかつ優美でなければならない。美的センス、これは絶対必要だ。また日本のお嬢様なら着物が美しく着れることが絶対条件だ。

 次の聖なる処女、これ、ちょっと意味わかりません!とおっしゃる方がいるかもしれませんね。そこで似たような言葉をさがすと聖処女として歴史上有名な娘にジャンヌ・ダルクがいます。処女のまま火あぶりの刑に処せられますが、後にローマ教会によって聖者に認定されますから、聖処女となるわけです。宗教的権威によって保障されているわけです。

 自称ではダメでまた世間が何となく認めてもダメ、やはり宗教的権威づけがなければ聖処女にはならない。とするといまどき我が日本にそんな処女なんかいません。では昔はどうでしょうか。昔はいました。平安の昔、その聖処女に当たる女性は京都の賀茂神社に仕える『斎王』(斎院ともいう)でした。伊勢神宮にも斎宮という女性がいました。どちらも神に仕えるためその身は浄くなければならないということで未婚の高貴な女性(皇族の女性)が選ばれます。これが日本における神によって認められた聖なる処女なのです。

 今はこんな聖なる処女の斎王・斎宮はありません。鎌倉時代初期に途絶えましたが、現代でも京都の葵祭の期間のみ臨時に斎王が復活します。短い期間ではありますが、神に認められ祝福された正統の聖なる処女なのです。

 今日の新聞にその葵祭の臨時斎王に選ばれた女性が載っていましたがこの女性、聖なる処女であるばかりでなく正真正銘のお嬢様でもあります。
 京都の何百年も続く老舗の和菓子店のお嬢様、まだ学生だが大学はあのノーベル賞の山中教授の母校と同じ神戸大学。
 写真を見るとおそらく何百万もする豪華な和服を着ていますが、着こなしも素晴らしく楚々とした佇まいはお嬢様の条件に当てはまります。お顔もお嬢様らしいですね。

 今、日本で最も高嶺の花、聖処女にして正真正銘のお嬢様です。

 「男ども!頭が高い!崇め奉れ」


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2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

 処女がなぜ聖なのか、SEXは穢れなのか、疑問に思いました。私は熟女がいいです!(^o^)/

yamasan さんのコメント...

こんばんわしんちゃん、いつもコメントありがとうございます。

 熟女もいいですね、熟女も範囲があります。台湾バナナなんかは熟して腐る寸前のがおいしいとか言いますが、熟女でも初期の熟女とジュクジュクの後期熟女とありますがどちらが好みかなぁ~

 自分も経験を重ね年食ったからそれにふさわしく熟女がよくなったのか、それとも十代の美少年のしんちゃん時代から熟女が好きだったのか、知りたいと思いましたがたぶんそんなことはないですね。(^_^;)