昨日、予定では讃岐の五ヶ所の札所を回る予定で出発した。五ケ寺の距離を通算すると私の足で歩くのはとても無理なので、歩くのは10kmくらいにしてあとはJRフリー切符で移動することにした。
早朝6時半に家をでて汽車に乗る。この季節ではまだ太陽は出ておらず、きれいな朝焼けが見えた。
スウィッチバックの駅坪尻は四方を山に囲まれた秘境の駅、遅い紅葉がみられた。
二度乗り換え、讃岐の金倉寺駅で下車、そこから76番札所金倉寺を参拝
この駅(金倉寺駅)の近くに遍路小屋と思われる「ゲストハウス」と称する掘っ立て小屋があり、そこからお四国参拝の格好をした白人中年カップルが出てきた。このような遍路小屋、善根宿を探してお四国を回れば宿泊費用が節減できる。
次は77番道隆寺(多度津)に参拝、手を清めようと思ったが境内の「お水場」は枯れていて使えない。まだコロナの影響が残っているのだろうか。
道隆寺からは、歩き遍路を行う、丸亀~宇多津、街中を通るため、平たんなのはいいが、歩道のない道のわきを歩いていると、車が横を猛スピードで通り過ぎるのはいやだ、しんどくても人里少ない山道、原野の遍路道のほうが好きだ。
香川はうどん県といわれる、噂では県民は三食のうち一食はうどん料理という。歩いていて見かけた人気のうどん店は20人以上の行列ができていた。あとで私も高松駅で夕食にうどんを食べる。
次は宇多津の78番郷照寺、このお寺は珍しく真言宗派ではなく、なんと「時宗」、一遍さんが開祖の宗派だ、浄土思想・阿弥陀信仰をその中核とする教義を持っている。山門には「密浄双修道場」と掲げてある。「密」とは真言宗の密教、「浄」は「浄土教」の意味である。なるほど、これで空海さんも一遍さんも同時に崇めていいいわけか。
大師堂からは宇多津港、そして遠くには瀬戸大橋が見える
そこからは少し歩いて宇多津駅に向かい、八十場駅まで電車を利用、次に向かったのが79番天皇寺
鳥居をくぐりぬけ、神社の境内の一部と思われるところに寺はある。神社は「白峰宮」で崇徳天皇をお祀りしている。神仏習合の形態を未だに色濃く残す寺のようである。それゆえか、神社本殿の方が大きくて神域も広い、比べて寺の境内は狭い。下は寺の本尊安置の本堂(右)と太子堂(左)、
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