中世説話に基づく芥川龍之介の短編『鼻』をご存知でしょうか?中学や高校の国語のテキストに良く取り上げられているのでご存知の方も多いと思います。知らない人はここクリック、
中世説話の話とはいえ、実際にこのような鼻を持つ僧侶がいたので「説話」として後世に残ったと思われます。大袈裟なように思われましょうが、外科手術も発達していない中世、良性腫瘍、こぶ、何らかの皮膚疾患でこのように著しい外見の変異をきたした人は多かったと思います。
童話で『こぶとり爺さん』というのがありますね。頬からブ~ラブラ、今だと手術で取ってしまいますよね。でも昔はそうではなかった。放置さざるを得なかった。だから、この「鼻」の話もあり得るわけです。
今だと病的に巨大化した鼻をそのままにする人はまずいないでしょう。鼻というのは顔の中心で最も目立つものです。病気ではないが巨大で特徴のある鼻を持つ俳優にジェラール・ドパルデューがいます。
このような鼻でもかなりインパクトがあるのにまして説話のような僧侶がいたとなると大変な噂になるでしょうね。そしておまけにこのような食事の仕儀となれば・・・・・(下手な絵ですがワイが描きました)
これほどではありませんが、先日、信貴山縁起絵巻を見ていて、その同じ僧侶で見事なというか、一人は明らかに何か鼻の病気のようなのですが、特異な鼻を発見しましたのでご紹介します。
この僧侶は単なる立派な大きな鼻ですね。ジェラール・ドパルデュー並みのインパクトがありますね。
下の僧侶は加持祈祷を一心不乱にしているんですが大きな膨らんだ鼻をご覧ください。ユーモラスですね。拡大するとますます・・・
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