2014年7月2日水曜日

桜間の池


 江戸時代文化年間に出版された古書(阿波名所図会)の復刻版を県立図書館から借りてみているが、昨日、その名所の中で家からも近い桜間の池に行った。その本の挿絵の木版画から


 図の左側に流線型の文様があるのが池である。当時はかなり大きかったようだ。桜の季節、武士の一家が下人を連れて花見に来ているのであろう。桜が咲いている。

 場所は石井町である。詳細な位置はググルマップでも覧ください。最近の新バージョンのストリートビューはこのあたりでも詳細にご覧になれます。(左上の『Googleマップで見る』をクリックして別ウィンドウの地図を出し、その中の右下の人形をつまんで道路に置けばストリートビューに切り替わります)


 今はこのように飯尾川のほとりにあるが、江戸時代のこのあたり(沖積平野)は洪水でたびたび川の流路が変わったので昔は違う位置に流れていたかもしれない。


 非常に大きな天然石の石碑がある。(横4m、高さ3m以上ある)


 これは江戸時代に立てられたもので、なんと海部郡由岐町の海に漬かっていた大石を運んできたそうだ。土木機械もない江戸時代いったいどうやって?そこで説明板を読むとこのように書いてある。



 多くの船や人夫を使い、7年もかかって運ばれてきたものである。
 下は現在の池、江戸時代の池は広かったが今は埋められて狭くなっている。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

 挿絵から現物を想像できるほどの能力がないので、似ているかどうかはわかりませんが、なかなかいい場所だということはわかります。ここも自転車でいこうかなヽ(^。^)ノ

yamasan さんのコメント...

しんちゃんはだんだん脚力も回復し、これからどこにでも行けるでしょうが、私は急激な老化と病気でそれも無理になりつつあります。

 今までに全国あちらこちら行っているのでもういいようにも思いますが、最後に達成されてない旅、『四国巡礼』に行きたいと思ってます。

 そこでブログでは江戸時代の『四国巡礼紀』を読みながらとりあえずバーチャルな旅をしたいと思っています。

 しんちゃんは巡礼などに興味はありません
か?別に特定の宗教を持つ人でなくても巡礼する人はいます。